用事の帰りに

芸能人レベルの美女が揃う高級キャバクラ

社長が紹介してきた女の子
「作曲家で成功するなんて無理無理!」そう言っていた芸能事務所の社長から「いい子がいるんだ。曲を作ってくれない?」と連絡が来た。
俺が作った曲が売れていることを聞きつけたらしい。あれだけ自分を馬鹿にしていた社長が、俺に頭を下げている光景は実に愉快だった。
「お受けできるかわかりませんが」と伝えつつ、今日顔合わせをしてきたのだ。

社長が紹介してきた女の子は、確かに可愛かった。
グラビアアイドルとしてデビューすれば、そこそこ売れるのではと思うほど。
しかし残念ながら、おそろしく愛想がなかった。
挨拶をしても、質問をしても、にこりともしない。

「ちょっと神秘的な感じするだろ?アーティストならいいと思って」

そう社長はヘラヘラと笑っていたが、芸能界は愛想が命と言っても過言ではない。
時間の無駄だったなと思いつつ、「申し訳ないですが、他の人を当たってください」と言って事務所を後にした。
 

普段から通っているお店へ

気持ちがすっきりしないので高級キャバクラへ行くことに
嫌いだった社長の頼みを断ったのだからもっとスカッとするかと思ったが、なんだか心のモヤモヤが晴れない。
俺はそのまま、高級キャバクラへ行こうと思い立った。

作曲家として食べていけるようになってから、通い始めたお店だ。
曲作りに煮詰まった時は高級キャバクラで美女たちと接し、リフレッシュしている。
今日は煮詰まっているわけではないが、自然と足が店へと向かった。

「わ、先生!お久しぶりです~!」

そう言って、俺のお気に入りのキャバ嬢であるアヤカが席に着いた。
アヤカは顔立ちも雰囲気もとても華やか。
彼女を前にすると、さっきの愛想の悪い女はもはや一般人レベルまで落ちてしまう。
芸能界デビューすればいいのに、と毎回誘っている。しかしその度に

「先生ったらお上手。でも私は、こうやってお話を聞いているだけで満足です」

と断れてしまう。

芸能界よりもキャバ嬢として働く方が稼げるし、リスクがないということをきっと知っているのだろう。
さすが、高級キャバクラの女は一味違う。
 

彼女の気遣いで心が晴れていく

一緒にお酒を飲みながら会話をするだけで
彼女と一緒にお酒を飲みながら話していると、さっきまでのモヤモヤがスーッと晴れていくのを感じた。
一緒に過ごすだけで癒やしを与えてくれる。
そんな素晴らしい美女たちが、高級キャバクラにはゴロゴロいるのだ。

これであと1ヶ月くらいは頑張って働ける気力を持てたな。

そう思い、私は店を後にした。
ストレスが多いこの業界、高級キャバクラは私にとってなくてはならない存在になっている。